自作の美容ドリンク
サイエンスジャーナリストの中川基さんという方の著作「薬局で買うべき薬、買ってはいけない薬」という本。
女性の愛用者も多い「コラーゲン商品」に関して、以下のような解説がされていました。
・人間の肌や骨にあるコラーゲンは、人間の体内で線維芽細胞が生み出したもの。
・市販のサプリとして売られているコラーゲンは、豚、牛、魚、から抽出精製した、コラーゲンの繊維がねじれてまばらに切れた状態の「変性コラーゲン」。要はゼリーの材料のゼラチン。
・肌にゼリーを塗ったからといって、ゼラチンが肌に浸透することは無い。
・コラーゲンのサプリを摂取すれば肌の老化防止に効果があると考えるのは大間違い。(薄毛の人が他人の毛を食べても毛が生えないのと同じ)
・一方で、身体を構成する総タンパクの1/3がコラーゲンであり、現代の日本人には不足している栄養素である。今まで不健康な食生活を送っている人が「コラーゲンゼリー」などの摂取により、結果的に栄養状態の改善につながり、皮膚や関節痛などに有効な作用が見られるようになるということは起こりうる。
・しかしながら、料理用ゼラチンが1キロ2500〜3500円程度で手に入るところを、何万円もするコラーゲンゼリーにお金を払うのはもったいない。
そっかー、そうだったのかー。結構、無駄使いしちゃったなあ。
で、中川さんのオススメは、何千円、何万円とするダイエット食品と同じ効果のあるらしい自作のドリンク。
1,ホットコーヒー、ホットミルク、フルーツジュース、味噌汁など、何でもいいので温かい飲み物を用意する
2,コラーゲン粉末と難消化性デキストリンを各5グラムずつ溶かす
(難消化性デキストリンとは、食物繊維として働くもので、整腸効果と血糖値を安定させる働きがあります。トクホ飲料に入ってますね。)
一日、30〜50グラム以下の摂取を目安にして、自分の身体にあった量を探すと良いそうです。
ちなみに、コラーゲン粉末も、難消化性デキストリンも、Amazonで購入できます。
良いと聞いたことは、まずは試してみるたちです。
色々な飲み物に試してみましたが、個人的に一番気にいったのは昆布茶に入れて飲む方法です。
肝心の効果ですが、飲み始めてから、肌の調子と胃腸の調子が少し良くなっている気がします。